『鎌倉英勝寺 袴腰付鐘楼』 国指定重要文化財 寛永20年(1643)5月建立 2008年3月15日撮影 写真にマウスカーソルを置くと、駒札(説明立札)に入れ替わります。(2007年1月28日撮影) ★2013年5月17日、文化審議会が英勝寺の仏殿(扁額を含む)・山門(扁額を含む)・鐘楼・祠堂(墓塔を含む)・祠堂門を国重文に指定するよう文科相に答申しました。官報告示はこちら。 2013年のコメント: 上の写真は山門復興前のため、鐘楼の右向こう奥に山門の部材の一部が保管されている小屋が見えます。山門が復興された今は小屋がなくなって、参道がきれいに整備されました。しかし、鐘楼の向こう後ろに位置する惣門が閉鎖されたままですので、惣門からは入れません。 この鐘楼と祠堂、祠堂門(唐門)は、開基英勝院の一周忌に合わせて水戸初代藩主德川頼房が建立しました。頼房は、仏殿の改築も行なっています。 駒札によれば、梵鐘に寛永20年(1643)5月付の林羅山(道春)の銘文が刻まれているそうです。鐘楼の屋根は瓦棒銅板葺き、上層に欄干が付く縁を巡らした楼閣形式入母屋造で、下層壁面が袴のように裾が広くなっているため袴腰付鐘楼と呼ばれます。腰袴付鐘楼は格式の高い寺に限られると言われ、鎌倉では唯一です。 鐘楼の三葉葵紋はこちら。 [語句説明] 広辞苑によれば、つぎのとおりです。 ◎袴腰(はかまごし) = ①~②省略 ③鐘楼や行灯の下層の末広がりの部分。 |
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