『皇帝ダリア 2014年(以降)の風対策』 各鉢に2本ずつ太めの園芸用ポール(φ20mm、長さ2.1m)を立て、各ポールの上端から家の雨樋(堅樋)の金具にロープを張ってステーとしました。ステーを引張ると鉢が傾いてしまいますので、普段は少したるんだ状態です。 株が成長したら、各ポールの適当な位置と各株の茎とをφ8mmの麻なわでルーズに、且つソフトに結び付けます。 とにかく皇帝ダリアは風に弱いです。放置すると、少し強い程度の風でも倒されて再起不能になってしまいます。自生地の中南米に風が吹かないわけがありませんから、どんな具合に育つのだろうかと不思議です。 我が家の辺りは東と南に開けており、それ以外の方向には丘があります。特に南風が強く、地植えの場合は必ず北側へ倒されました。そこで、上図のように南風を受けたときには家に寄り添う配置を考えました。 実際に南風を受けたときに観察しましたところ、鉢が傾いて皇帝ダリアは1階広縁の庇に押し付けられる格好になって、特に問題はありませんでした。 逆方向の北風は、家があるので風力は強くありません。横方向となる東風と西風に対してはステーで支えます。 去年は台風18号や突風に耐えました。今年はどうなるでしょうか? 去年の風対策はこちら。 去年は自動水やり器と自動肥料供給システムのお陰で生育が良く、1階広縁の庇よりずっと上に花が咲きましたので、2階の窓からは目の前に見えたはずです。しかし、北向きに咲く花は殆どありませんので、後ろ向きか横向きの花しか見えないかもしれません。なぜなら、花は太陽に向かって咲きたがるからです。したがって南向きに咲く花が多く、午前中に日当たりが良い株の花は東向き、西日が良く当たる株の花は西向きが多くなります。 2016年11月20日のコメント: この方式は大成功です。さすがに台風に遭うと1階の庇に叩きつけられて落ちてしまう蕾がありますが、少なくとも茎の太い部分が折れることはありません。 |
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