鎌倉英勝寺山門蟇股の彫刻 |
山門の東西南北4面の裳階(もこし)(Note 1)左右の合計八つの蟇股(かえるまた)(Note 2)には精巧な彫刻が施されています。 |
北 面 右 |
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北 面 左 |
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東 面 右 |
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東 面 左 |
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正 面 右 |
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正 面 左 |
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西 面 右 |
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西 面 左 |
彫刻の制作者は、鎌倉の仏師、水戸藩細工人の前田介十郎さん、同じく水戸藩細工人の太田九藏(一有)の何れかだと思います。 仏殿の蟇股には十二支の彫刻があり、それぞれが仏殿中心部から見た方角を示しています。 [語句説明] 広辞苑によれば、つぎのとおりです。 Note 1: 裳階(もこし) = 建物の軒下壁面に造られる庇(ひさし)様の差掛(さしかけ)。これのある建物を雪打造(ゆたづくり)という。法隆寺金堂・薬師寺三重塔に見られる。雪打(ゆた)。しょうかい。 Note 2: 蟇股(かえるまた) = 社寺建築で荷重を支えるための部材。下方が開いて蛙の股のような形をしているからいう。後には装飾用。厚い板でできた板蟇股と、内部をくりぬいた本蟇股とがある。 |
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