『ヤマボウシ(山法師)(山帽子)の広角写真』 長浜公園 2010年6月12日撮影 カメラ機種名: Canon EOS 5D Mark II, 撮影モード: 絞り優先AE, 絞り数値: 8.0, シャッター速度: 1/250, ISO感度: 100, 測光方式: 評価測光, 露出補正: 0, 長秒時露光のノイズ低減: 自動, 高感度撮影時のノイズ低減: 標準, 高輝度側・階調優先: しない, オートライティングオプティマイザ: 標準, 周辺光量補正: する レンズ: EF70-200mm f/2.8L IS USM, 焦点距離: 200.0mm, 画像サイズ: 5616x3744を1024x683にリサイズ ヤマボウシのクローズアップはこちら。もう食べられる実はこちら。箱根湿生花園のまだ緑の実はこちら。 『山帽子』の名は、上の写真のように花柄が葉っぱの上まで長く伸びて葉っぱに被るように咲くため、花を帽子に見立てて命名されたそうです。 下の[語句説明]のように、白い部分は花弁ではなく『苞(ほう)(苞葉(ほうよう)とも)』です。 苞の色は白ばかりでなくピンクもありますが、私の行動範囲内では極めて珍しいです。ピンクのヤマボウシはここ-->① と、ここ-->② に咲きます。 2011年6月9日のコメント: ①は、まだ咲いています。Google マップの航空写真でピンクに見えるのは、たぶん桜です。現在咲いているピンクの花はヤマボウシです。 上記 Google マップの①と②は何れも横浜市の環状2号線、通称「環2」です。いろいろな街路樹が植栽されていて、ハナミズキ、ヤマボウシ、ムクゲほか、花を楽しみながら走っています。もちろん、サクラは学校、永野幼稚園、個人のお宅などに咲くので、毎年、春を楽しみにしています。 同じミズキ科で北米大陸原産のハナミズキは、苞の色が白だけでなくピンクもあって日本でもたくさん植栽されています。 [ヤマボウシとハナミズキの見分け方] ①ヤマボウシの苞は先に行くほど幅が狭くなり、先端が尖った形状である。ハナミズキの苞の幅は先の方が広くなって丸っこい。先端の辺りが凹んでいたり、黒っぽくなっていて凹んでいるように見える。 ②ヤマボウシは花柄が葉っぱの上まで長く伸び、空を向いて咲くので緑の葉っぱが白い(またはピンクの)帽子を被ったように見える。ハナミズキの花は、いろいろな位置に咲く。 ③ヤマボウシの開花時期は、ハナミズキより1ヶ月遅い。ヤマボウシが咲くまで咲き残っているハナミズキはない。横浜での開花時期はハナミズキが4月中旬~5月中旬、ヤマボウシが5月中旬~6月中旬で、両者の開花時期は重ならない。 注: 上記は私が両者を比較した印象です。権威ある文献からの引用ではありませんので参考程度にお受け取り下さい。 [語句説明] 広辞苑によれば、つぎのとおりです。 ●山法師(やまぼうし)(「山帽子」とも書く) = ミズキ科の落葉高木。山地に自生。高さ6~10メートル。葉は楕円形。夏、細花を球状に密生し、その周囲にある4枚の苞は白色卵形で大きく、花弁のようで美しい。果実は球状で紅色、食用。庭園樹とする。ヤマグワ。韓名、四照花。 ●苞(ほう) = ①省略 ②花や花序の基部につく葉。通常の葉に比して小型で、ときには鱗片状をなすが、種によっては色彩の美しい花弁状を呈するものもある。包葉。 ●花柄(かへい) = 個々の花をつける枝。花梗(かこう)。 |
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