『ピンクと白のハナミズキ(花水木)』 並木団地 2008年4月29日 カメラ機種名: Canon EOS 40D, 撮影モード: プログラムAE, 絞り数値: 11.0, シャッター速度: 1/320, ISO感度: 400, ホワイトバランス:オート, 高輝度側・階調優先: する レンズ: EF24-105mm f/4L IS USM, 焦点距離: 105.0mm(35mm換算=168.0mm), 画像サイズ: 3888x2592を1024x683にリサイズ 上の写真の場所は、その後、異常に強く剪定されてしまったため、今後数年間は、このように白とピンクが競い合うように咲く景観を楽しむことができそうにありません。残念です。造園業者の人は手加減をして欲しいです。切ればいいってもんじゃないですよ。まったく! ピンクのクローズアップ写真はこちら。 白のクローズアップ写真はこちら。 下の[語句説明]のように、ピンクや白の部分は花弁ではなく『苞(ほう)(苞葉(ほうよう)とも)』で、『葉っぱ』です。 苞の中心部に小さな花が見えます。この小さな花の色は、苞がピンクでも白でも同じで、黄色や黄緑色です。 ですから、ピンクの「花」のハナミズキとか白い「花」のハナミズキと言ったら間違いということで・・・なんだか面倒ですね。 私のように花弁か苞かを曖昧にして、「ピンクのハナミズキ」とか「白いハナミズキ」と表現しておくのが無難です。 同じミズキ科のヤマボウシも、苞がきれいです。 1912(明治45)年、東京市長の尾崎行雄がワシントンDCに桜の苗木6040本を贈り、3年後の1915(大正4)年に返礼として白のハナミズキ40本が、さらに1917(大正6)年にはピンクのハナミズキ12本が米国政府から贈られました。日本へのハナミズキ導入は、これが始まりです。 [ヤマボウシとハナミズキの見分け方] ①ヤマボウシの苞は先に行くほど幅が狭くなり、先端が尖った形状である。ハナミズキの苞の幅は先の方が広くなって丸っこい。先端の辺りが凹んでいたり、黒っぽくなっていて凹んでいるように見える。 ②ヤマボウシは花柄が葉っぱの上まで長く伸び、空を向いて咲くので緑の葉っぱが白い(またはピンクの)帽子を被ったように見える。ハナミズキの花は、いろいろな位置に咲く。 ③ヤマボウシの開花時期は、ハナミズキより1ヶ月遅い。ヤマボウシが咲くまで咲き残っているハナミズキはない。横浜での開花時期はハナミズキが4月中旬~5月中旬、ヤマボウシが5月中旬~6月中旬で、重ならない。 注: 上記は私が両者を比較した印象です。権威ある文献からの引用ではありませんので参考程度にお受け取り下さい。 見分け方つながりで、コブシとハクモクレンの見分け方はこちら。 [語句説明] 広辞苑によれば、つぎのとおりです。 ●花水木(はなみずき) = ミズキ科の落葉小高木。北アメリカ原産で、庭木・街路樹として栽植。園芸品種もあり、春、白色または淡桃色の4枚の大きな苞葉に包まれた花をつける。アメリカヤマボウシ。 ●苞(ほう) = ①省略 ②花や花序の基部につく葉。通常の葉に比して小型で、ときには鱗片状をなすが、種によっては色彩の美しい花弁状を呈するものもある。包葉。 |
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