『PCへの回り込み対策 2018』 我が家 GL: PM95ti49te 撮影日時 2018/06/14 16:20:33 カメラ機種名: Canon EOS-1D X Mark II, 撮影モード: 絞り優先AE, 絞り数値: 13, シャッター速度: 1/250, 測光方式: 評価測光, 露出補正: 0, ISO感度: 12800, ホワイトバランス: オート(ホワイト優先), ピクチャースタイル: ディテール重視, 測距エリア選択モード: スポットAF, 長秒時露光のノイズ低減: 自動, 高感度撮影時のノイズ低減: 標準, 高輝度側・階調優先: しない, オートライティングオプティマイザ: 強め, 周辺光量補正: する,色にじみ補正: する, 歪曲補正: する, 画質: RAWをJPEGに現像 レンズ: EF24-70mm f/2.8L II USM, 焦点距離: 70.0mm, 画像サイズ: 5460x3640を1024x683にリサイズ 写真にマウスカーソルを乗せたときは、回り込み対策最終段階のPC後側の様子です。撮影日時 2018/06/24 9:59:04 カメラ機種名: Canon EOS-1D X Mark II, 撮影モード: 絞り優先AE, 絞り数値: 13, シャッター速度: 1/60, 測光方式: 評価測光, 露出補正: 0, ISO感度: 400, ホワイトバランス: オート(ホワイト優先), ピクチャースタイル: ディテール重視, 測距エリア選択モード: スポットAF, 長秒時露光のノイズ低減: 自動, 高感度撮影時のノイズ低減: 標準, 高輝度側・階調優先: しない, オートライティングオプティマイザ: 強め, 周辺光量補正: する,色にじみ補正: する, 歪曲補正: する, 画質: RAWをJPEGに現像, ストロボ: 発光, ストロボの種類: 外部 : E-TTL, E-TTL II調光方式: 評価調光,シンクロタイミング: 先幕シンクロ レンズ: EF24-70mm f/2.8L II USM, 焦点距離: 24.0mm, 画像サイズ: 5472x3648を1024x683にリサイズ スチールラックに置いているフィルタは、厳密に考えれば入出力がスチールラックとのストレーキャパシティで結合されています。しかし、ラックの棚から浮かせても様子は変化しませんし、ラックは曲がりなりにも(たとえリアクタンスが大きいとしても)アースに接続していますので、気にしないことにしました。 ★結論を先に申しますと、回り込みを解決することができました。PCに接続されている全ケーブル、すなわちLANケーブル、複数のUSBケーブル、そして電源ケーブルのPC近くにパッチンコアによるコモンモードフィルタを徹底的に挿入しましたところ、効果がありました。経緯と対策は下記のとおりです。無線機の変調回路やマイクへの回り込み対策はこちら。 経緯: FT8を始めましたところ、アンテナから放射された高周波がPCへ回り込むという障害が発生しました。14 MHz以上の周波数帯では問題ないのですが、7 MHzで運用するとWSJT-Xによる無線機の制御ができなくなります。そのときPCに表示されたエラーメッセージは、つぎのとおりです(ネットを検索しますと、状況に応じて別のメッセージも用意されているようです)。 Hamlib error: Communication bus error while getting current frequency こうなるとWSJT-Xを再起動してもダメで、PCを再起動しないと復帰しません。 既にいくつかのコモンモードフィルタは挿入しており、高い周波数では効果を発揮しいるようです。低い周波数で回り込みが発生した理由は、フェライトコアによるコモンモードフィルタは、低い周波数では抵抗分が低下するため効果が低下するからです。 対策: ①LANケーブルは1階と2階の家中に張り巡らせていますので、2階の目の前に張ってある7Mダイポールアンテナからの輻射を充分に受けているはずです。LANのハブに、ある程度のアイソレーションは期待できますが強力な高周波はハブを乗り越えているはずです、そこで、上の写真(この写真は無線機の電源ケーブルのコモンモードフィルタです)と同じ形状のフェライトコアにLANケーブルを巻き付けて対策しました。 これによって、出力が30 W程度までは耐えられるようになりましたが、フルパワーの100 Wにすると相変わらずWSJT-Xによる無線機の制御が不能になってしまいます。 ②そこで、USBケーブルのPC近くに同様のフィルタを挿入しましたところ7 MHzでフルパワーを出しても上記「Hamlib error」が発生しなくなり、WSJT-Xによる無線機の制御系が停止することはなくなりました。 上の写真のフェライトコアは昔からジャンク箱にあったもので、TVのフライバックトランス用ではないか思います。これが7 MHzには良く効くようです。 ③ところが、まだ先があります。7 MHzでFT8を運用中にリトライを繰り返した挙句、相手局から「PSE CHECK ALC」と指摘されました。変調波形が歪んでいるようです。しかし、ALCメータは全然振れていません(Note)・・・ということは、PCのサウンド系統へ回り込んでいるようです。無線機は、既にかなり厳重に回り込み対策を行なっていますので、PCへの回り込みと判断しました。 ④フェライトコアの在庫が枯渇したため市販のパッチンコアを大量に購入し、PCへ接続されている全ケーブルに挿入しました。LANケーブル、USBケーブル、電源ケーブル、全てです。とりわけLANケーブルはコモンモードフィルタの効果が顕著でしたので、さらにパッチンコアをタンデムに挿入し、且つ念を入れてPCと反対のハブ側にも装着しました。 以上でFT8が7 MHzでもフルパワーで快調に運用できるようになりましたので、どうやら回り込み問題は完全に解決したようです。 なお、パッチンコアは昔は家電量販店で@\300もしましたが、いまは輸入品も多く出回っていて秋葉原では@\50~@\150です。今回は小型(内径6 mm)の@\50を20個、大型(内径13 mm)@\150を40個購入しました。小型のものは気休めで、ないよりはマシという印象です。大型ですとケーブルを何回も巻き付けることができて効果が大きいです。 2018/10/1のコメント: 夜中に暴風が吹き荒れた台風24号の通過後、VSWRに異常のないことを確認したうえで7MHzにてFT8を運用してみましたところ、回り込みが再発してPCによる無線機のコントロールが不能になりました。今回は上記のケースとは異なり、PCよりも無線機IC-7300に強力に回り込んでいるようで、青いはずのウォーターフォールが黄色1色になってしまいます。 明るくなってから見ましたところ、7 MHz用ダイポールアンテナの東側ポールが見当たりません。ポールとして使っている繰り出し式の釣り竿が途中で抜けて上側のポールが抜け落ちており、エレメントは立木に引っかかっています。こうなるとエレメントから無線機までは数mしかない状態です。受信は海外局もたくさん見えて(聞こえて)いて異常は感じませんでしたが、送信すると数m先のエレメントから輻射された電波が無線機に回り込むようです。高さを従来の10 m程度の位置に戻せば解決することは分かっていますが、8月に腰椎圧迫骨折になってしまってまだ動けません。 釣り竿の途中が抜けてしまう原因は分かっています。伸ばすときに、上側の竿をグイグイ引張りすぎたため上下のオーバーラップ部分が数cmしかなかったことが原因で、風の曲げ応力で下側の竿の先端が縦に裂けて抜けてしまったのです。細い竿を太い竿に戻し、太い竿のオーバーラップ部から下方の裂けていない部分までを多数の耐候性結束バンドで締め付ければ修復できます。同じ不具合が発生して修復した西側ポールは今回は無事でしたので、腰椎圧迫骨折が治ったら東側ポールも同じ方法で修理します。 2018/10/19のコメント: いつまでも7 MHzを運用できないのは辛いので行動を起こしました。結論は、「一旦は解決、そして再発」です。 重い物を持ち上げたり腰に力を入れたりのような作業はできませんので、小手先でできる方法を考えました。7 MHz用ダイポールの東側エレメントをよく見ると、電話の引き込み線に乗っかっています。電話の引き込み線とは直交していますがアンテナエレメントの先端に近い電圧が高い辺りですから電話線に高周波が乗っていると感じました。 そこで、電話線にコモンモードフィルターを挿入できる場所を探しました。周波数が低い7 MHzですからパッチンコアを通過させるだけでは効果が期待できません。そこで、屋内に引き込まれた場所で電話線を一旦切断してコモンモードフィルターを挿入しました。大型のパッチンコアにΦ1 mmのエナメル線をバイファイラ巻で20ターンです。これにて、一旦は回り込みが解決しました。 ところが、しばらくすると回り込みが再発しました。出力を30 Wまで落とせば大丈夫ですが、70 Wくらいまで上げるとPCで無線機の制御が不能になります。その後は、こちら2019/1/25のコメントをご覧ください。結論は、エレメントを再度10m以上まで上げることによりPCと無線機への回り込みも完全に解決しました。 なお、現在はインターネットを光に変更し電話も光にしましたので、電話線を介するトラブルからは解放されました。 Note:「FT8はALCメータを振らせたらダメ」と言われますが、ネットで「IC-7300はALCメータが振れても大丈夫」という記事を読みました。実験しましたところ、そのとおりです。そこで、ALCメータが1/3程度振れる状態で運用しています。記事を掲載して下さった方にお礼を申し上げます。 |
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