『骨粗鬆症』に起因する『脊椎圧迫骨折』 (X線写真はこちら)(爪の異変はこちら) |
★下記は自分で読んでもしつこい記述になっておりますので、圧迫骨折について概要をお知りになりたい方は、一旦全部をコピペしていただいたうえで不要箇所を大胆に削除していただくのがよろしいかと存じます。
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2016年に胸椎圧迫骨折、2018年に腰椎圧迫骨折、2019年には再び胸椎圧迫骨折をやってしまいました。2020年6~7月も軽い腰椎圧迫骨折気味で、起床直後だけ腰にビシー!(Note 1)が何度も来ます。恥ずかしながら、2023年2月にも腰椎圧迫骨折をやらかしてしまいました。本日( )までに通算5回です。 根本的な原因は背骨の骨粗鬆症です。不思議なことに、背骨以外の骨密度は「若い人なみ」です。直接の原因は、2016年は不明のため『いつの間にか骨折』、その後は『つまづいたこと』、『重い物を持ち上げたこと』などです。 胸椎も腰椎も、骨折すると特に寝起きの際に背中にビシー!(Note 1)やビシーー!!(Note 1)という激痛が走り、またズキズキ・ズーン(Note 1)と痛むのがたいへん辛いです。寝ようとすると何度も激痛に襲われ、悲鳴をあげながら何とか横になっても腰や背中を浮かそうとする度に激痛が来ます。そのため体の位置の微調整が困難で、背中やお尻の皮膚が突っ張ったり、しわがよったりしたままになりますので眠れたものではありません。起きるときも何度も激痛が走ります。 痛みの強度は、例えば「尿路結石(こちら)の疼痛は人体が感じる最大の痛みである」と言われますが、痛みのピーク値は、ビシー!はそれと同程度、ビシーー!!はそれを上回ります。ただ、尿路結石の疼痛は最大1時間程度、継続しますから、それはそれで辛いです。 そして、これは私だけかもしれませんが、脊椎が体の左右の中央に位置するにもかかわらず、痛む場所は不思議なことに受傷椎骨横の背中右側です。爪の異変も右手の爪だけに起きました。なぜ右側なのか理由は分かりませんが、潰された骨膜の知覚神経から発せられる「痛いよ信号」が、受傷椎骨横の背中右側を担当する神経を刺激するため、その位置が痛いと感じるのかもしれません。その場所の筋肉が極めて強烈につるような感じです。 立っているか、または椅子に座ってじっとしていれば特段の痛みはなく、そーっと、背骨の受傷部が加速度を感じない程度なら歩くことができます。 医師からは「食事とトイレ以外は昼も夜も横になって安静にしていること」と指示されます。立っていても座っていても、すなわち横になっていない場合、受傷した(潰れた)椎体は上半身の体重で圧迫された状態ですから変形が進んでしまいます。実際に、そのとおりの結果となったことがあります。そこで、受傷から1ヶ月間は、昼夜ともできる限り横になっている必要があります。とは言え、頭では理解できても昼間に横になっているのは辛いですし、寝たきり状態になったら困りますから、その指示は遵守できません。 立っていられますし、歩けますから「骨折」を信じてくれない人がいます。喋ることはできますので、対面や電話で「横になっていなければならない」と言ったところ「なぜ元気なのに昼間に寝るのか」と指摘されました。それは利害関係のある会社の人ですから、サボっていると思われたようです。彼は圧迫骨折の実態を知らないため、手や足の骨折のように骨がポキッと『くの字』に折れている状態しか想像できないようです。このときは悲しかったですが、しかし、一般的にはそんなものだと思いますので仕方がありません。 『胸椎圧迫骨折』 2016年 通算1回目 まさに『いつの間にか骨折』でした。自分自身に骨折という認識と知識がありませんでしたので、結果的に、治りかけては再発を繰り返して悪化させてしまったようです。 当時は電車で京急富岡駅から東横線田園調布駅まで通勤しており、混雑した電車内で激痛を覚えたことがあります。結果的に、1ヶ月かけて骨折部分が安定しかかった時点で再発、また安定しかかると再発という具合です。骨折も骨粗鬆症も後で分かったことで、きっかけは『くしゃみをした』だったのかもしれません。 2016年7月: この頃、ときどき背中にビシー!という激痛が走るようになり、会社で同僚に「背中が変に痛い」と話した覚えがあります。約1ヶ月周期で少し良くなると痛くなる、また少し良くなるともっと痛くなるを繰り返していました。 強力な湿布薬を貼っても全く効かず(筋肉でなく骨ですから当たり前ですね)、ぎっくり腰の痛みとは明らかに違いますし、ビシー!の強度と頻度が上がってきましたので「内臓から来ていたら深刻!」と心配になり、かかりつけ医の内科で胃カメラで診ていただいたところ胃潰瘍が見つかりました。期せずして胃潰瘍は治りましたが背中のビシー!はひどくなるばかりです。 ビシー!は、特に寝起きのときにひどいです。寝るときは、先ず自分の右手で上半身を支え、次に左手も使って注意深くゆっくり右を下にして横になり、次に上半身と下半身を同時にゆっくり左回転し、仰向けになります。起きるときは、その逆の手順です。(「右」と「左」は人によって楽な方向があると思います。) 寝るときは、もう一つ仕事があります。仰向けになってから背中や腰を自分の両手で持ち上げながら位置を微調整します。これをやらないと背中やお尻の皮膚が突っ張ったり、しわがよったりで、ゆっくり眠ることができません。こんなことは、普段は無意識にやっています。手で持ち上げなくても背中や腰を浮かせるのは簡単ですし、上半身を少し捻って肩を上げれば背中の皮膚の突っ張りやしわなどは簡単に解消することができます。こんな些細なことでさえ、骨折したときには細心の注意を払いながらの大仕事です。 2016年11月21日: 内科の問題ではなさそうですので今度は整形外科へ行きました。このときに撮影して下さった、こちらのX線画像を私が見ても分かりませんが、先生は症状から『圧迫骨折』と見抜いたようで、直ちに南共済病院へ紹介して下さりMRIで骨折が確認されました。T1強調の画像で、縦に列んでいる椎骨の1個だけが真っ黒くなっています。椎体が大きく潰れればX線画像でも上下の椎骨との形状の違いで分かるのですが、そこまでは変形していないようです。脊椎は上から頸椎、胸椎、腰椎と区分けされており、黒いのは胸椎の下端付辺の椎体です。 南共済病院で最初に「腫瘍、すなわちガンの可能性もある」と言われましたが、MRIで「腫瘍ではない」ということも分かりました。ヘッドフォンのような器具で耳を塞いでいても「ピー、ガー、ダンダン、ガンガン」と、すごくやかましいMRIですが、素晴らしい機材です。ただ、閉所恐怖症ではないという自信がありませんので、20分間、一度も目を開けず懸命に寝ていました。 それでは骨折の原因は何かということですが、尻餅をついたり階段から落ちたりしたことはありません。そこで「骨粗鬆症の疑いがあるので骨密度を測定する」ということになりました。2種類のエネルギーのX線を使うという、MRIのように大きな装置です。結果は、先ず数値が良好な股関節・大腿骨のデータが示され「若い人以上の骨密度なので優秀!」と誉められました。ところが次に2枚目のデータを見せられ「残念ですが、脊椎の骨密度は、このとおり同年齢よりはるかに低い値なので骨粗鬆症です。」と宣告されました。 このとき先生から言われたのは、つぎのとおりです。 ①骨粗鬆症は治癒に長期間を要す。骨折が一旦治っても、骨密度が上がらないと再発する。高い所のものを取ろうとしただけでも再発することがある(Note 2)。 ②牛乳・ヨーグルト・チーズ等のカルシウムが多く含まれる食材と一緒にシャケを食べると良い。カルシウムの吸収にはビタミンDが必要であり、シャケは切り身の1/4でも必要量のビタミンDが含まれる。日光浴でもビタミンDが生成される。 ③簡易骨密度計では、あなたのように部位によって骨密度が異なるケースでは骨粗鬆症を発見できなかっただろう。 とのことです。それ以来、指導に添った食生活をしています。 応急対策として簡易タイプのコルセット(\700)を出して下さいましたが、これは腰も背中も簡単に曲げられますので、ほとんど無意味です。 そこで、近所の整形外科で頑丈で、且つ体型に合わせたコルセットを作っていただきました。石膏で型をとり、完成までに1週間かかります。腰骨の中程から脇の下までしっかり固定されますので安心感は抜群です。費用は約\3万を現金で支払い、後日、健康保険組合から約\2万が戻って来ました。 この頑丈なコルセットを装着して2ヶ月が経過した頃にビシー!が頻繁には来なくなりました。 しかし、このコルセットは窮屈な割には背骨を曲げることができてしまうため、本当に守られるかは疑問です。安心感は得られますので、まぁいいかです。 このコルセットが2年後に再度活躍するなんて、思いもしませんでした。 Note 1: 「ビシー!」は2秒間以上持続する背中の激痛、「ビシーー!!」はもっと痛みが強くて数秒間持続する背中の激痛を表現しています。「ズキズキ」もかなりの痛みですが、痛い条件を除去すれば消滅しますので、「ビシー!」や「ビシーー!!」とは痛みの発生メカニズムが異なるような気がします。 ★「ビシー!」や「ビシーー!!」という「激痛信号」の発生システムを電子回路に当てはめますと、2秒から数秒間の時定数が設定されたワンショット(モノステーブル)マルチバイブレータ、そのものです。受傷椎骨の骨膜にある知覚神経から発生するアナログの「痛いよ信号」がトリガーになります。このワンショットマルチのトリガー入力回路はDCで動作するとともに、ある程度の閾値(しきいち)(スレッショルドレベル)を有しています。「痛いよ信号」が閾値を越えた途端にディジタルの「激痛信号」が出力され、「痛いよ信号」が閾値を下回った時点から時定数の時間だけ継続します。また、「激痛信号」の出力中に「痛いよ信号」が重ねて入力されたときは継続して「激痛信号」が出力され続けます。すなわち、時定数の時間内に「痛いよ信号」が重ねて入力されると「激痛信号」は途切れることなく出力され続けます。弱い激痛や中程度の激痛というのはなく、常に最大の飽和レベルです。激痛に悲鳴をあげたとき、妻から「目が裏返っていた」と言われましたが、そんな状態になります。 Note 2: 高い所のものを取ろうとすることが椎骨にどのような物理的悪影響を与えるのか理解できませんが、そのような格好をすると、たしかに受傷椎骨付近に痛みを感じます。 『腰椎圧迫骨折』 2018年 通算2回目 胸椎圧迫骨折から2年を経過して、どんな体勢でもほとんど痛みを感じなくなっていたところで、またやらかしてしまいました。まったくトホホ状態です。今回の受傷椎骨は2016年に受傷した胸椎の二つ下で、上から頸椎・胸椎・腰椎…という区分けの腰椎です。 2018年8月21日 (受傷): つまずいて、ウンン!!と踏ん張ったところ腰に違和感。 2018年8月25日 (顕在化): 4日後の本日、腰にビシー!と来た! この時点ではぎっくり腰と思い込んで背中に湿布薬を貼りましたが全く効果なく、日を追ってどんどん痛みが増してきてビシーー!!と、前回の胸椎圧迫骨折のときより強く、且つ持続時間が長い痛みに変化して来ましたので圧迫骨折と認識しました。 顕在化がなぜ4日後なのか、なぜ3日間は平気だったのかは分かりませんが、以前、名古屋へ出張中に駅の階段から転げ落ちそうになったときも4日後に顕在化して2日間歩けなくなったことがあります(このときは骨折ではなかったようです)。 2016年に製作した特注のコルセットに再登場願いました。妻の杖を借りて、家の中で使っています。ただしコルセットをして杖を使っても、、腰に上半身をバランス良く載せながらゆっくり動かないと、すぐにビシーー!!!が来てしまいます。 2018年9月8日 (受傷18日目): 整形外科通院1回目 X線撮影&左肩へ筋肉注射&足の骨密度検査 杖を突いてタクシーで行きました(以下、通院は全てタクシー)。車のドアーが開いて、なかなか降りない老人をときどき見かけますが、あれと同じ状態です。痛み具合によって体勢を変えて行きますので素早い行動が不可能です。 整形外科では最初に台の上にうつ伏せになるように言われ、四苦八苦してうつ伏せになるところまでは何とか到達しましたが、降りるときにはビシーー!!の連続で5分以上かかりました。その間、先生、看護士さん等の方々が遠巻きに見ています。どのように手助けしてくれたらビシーー!!が来ないのか自分でも分からず、手伝ってもらうことができませんでした。 X線撮影の結果は、私でも分かるほど椎体の前方が変形して潰れています。こちらの写真で「2018 A」の点線です。 今回は潰れが大きいせいか症状が前回の2016年のときよりひどくて、寝ようとして横になるときと、起きるときにビシーー!!が必ず何度も来ます。悲鳴を上げながら四苦八苦して横になっても、少しでも動くとビシーー!!が来るため腰や背中の位置の微調整が全く不可能です。皮膚が突っ張ったり、しわがよったりしたままですので気持ちが悪く、しかも起きるときに必ずビシーー!!!が来ると思うと精神的に変になってしまってどうしても眠れないため、仕方なく椅子で寝ています。 このまま椅子で寝る生活ではまずいと考え、介護用電動ベッドをレンタルしました。介護保険は不使用です。2モータ式で、全体の高さ調節(28~65cm)と、上半身の角度調節(水平~75度)ができるうえに、上半身の角度を上げたときに体がずり落ちないように角度調節と連動して膝部分が上下します(金具の操作で膝部分の上下がしないようにもできます)。 「さぁ、これで怖いものなし」とばかりに寝ようとしましたところ、ビシーー!!は布団と同じです。まずいと知りつつも仕方なく椅子で寝る生活を続けています。 その椅子ですが、リクライニング式であって腰から上半身を水平にできればベストです。椅子なら腰を捻る場面がなく、杖を使えばスムーズに座ることができます。その後にリクライニングで上半身を横にできれば、足を何かに乗せるだけで全身を水平にすることができます。いま寝ている椅子はリクライニングではないためお尻が痛くなって、朝が来るまでに何度も目が覚めてしまいます。寝不足で昼間にウトウト状態が約1ヶ月続きました。 2018年9月18日 (受傷28日目): ①椅子で寝る生活約1ヶ月の本日、ビシーー!!が来なくなったことに気付きました。体勢によってはズキズキっと来ますが、ビシーー!!と比較すればこんなものは大した痛みではありません。 ともあれビシーー!!が来なくなったため、寝たときに自分の手で腰と背中を浮かせることができるようになり、位置の微調整が可能になったことから介護用電動ベッドに寝られるようになりました。ベッドは寝起きが布団よりはるかに楽です。 しかし、寝たまま上半身の角度をコントローラで調節すると、背骨が圧縮されたり引張られたりで痛みを感じます。上半身を完全に水平にするより5度ほど上げておく方が寝心地が良いように感じますので、常時その角度にしてあります。また、上半身をさらに上げると枕や目覚まし時計がずり落ちますので、ゴム紐でベッドの上端に結びました。 ベッドが硬いので敷き布団を載せたことがありますが、汗取りシーツだけの方が快適です。 ②本日、足のくるぶしの辺りがむくんでいることに気付きました。右足より左足の方が目立ちます。妻曰く「象の足みたい」と。足首を伸ばすと突っ張り感があり、脛を押すと痕跡がずっと残るという脚気の症状があります。椅子で寝ていたのが原因であることは間違いありません。靴がきつくなってしまって、ひもをかなり緩めないと入りません。 2018年9月22日 (受傷32日目): 整形外科通院2回目 X線撮影&右肩へ筋肉注射 今日もタクシーですが、杖を持たずに行くことができました。開口一番、「治りました!」と言いましたところ、先生は「まだまだ」と。 治るどころか、X線画像にて2週間前の9月8日よりも受傷椎体のつぶれが大きくなり悪化したことが判明。こちらの写真で「2018 B」の点線です。悪化の原因が椅子で寝ていたことと、昼間に起きていたことにあるのは明らかです。受傷した椎骨に上半身の体重が常時かかりっぱなしではまずいことは考えれば分かります。でも、ビシーー!!が来るのでどうしても横になれなかったのです。しかし、受傷から1ヶ月間という重要な時期に、昼も夜も椅子の生活を続けたなんて先生には言えません。 2018年10月6日 (受傷46日目): 整形外科通院3回目 X線撮影&左肩へ筋肉注射 結果は「骨の状態は落ち着いたようだ。就寝時はコルセットを外してOK。昼間はコルセットを着用して近所を散歩する程度ならOK。」と。 9月18日以来、ビシー!もビシーー!!も来ていません。体勢によって腰の右側にズキズキっと来たり、同じ場所がウズウズしたりということはありますが、常時ではありませんし、日によっても違いますので、この程度なら問題なしです。 ただ、8月25日から9月17日までの間、起きたときに激痛が来ると思うと横になることができず精神的に変になったことがトラウマになり、トイレタイムで一旦起きると寝付けないことがしばしばです。そんなときは市販されている『液体の睡眠薬』を飲みます。これをHAM(ハム(アマチュア無線))の世界では「AC変調をかける」と言います。変調度が100%を越えるとオーバーモジ(過変調)となり呂律が回らなくなります。 2018年10月20日 (受傷60日目): 整形外科通院4回目 X線撮影&右肩へ筋肉注射 症状の進行なく快復基調。体勢によっては腰の右側がズキズキすることあり。 夜は『液体の睡眠薬』を飲んでいます。 2018年11月2日 (受傷73日目): 整形外科通院5回目 X線撮影&左肩へ筋肉注射 症状の進行なく快復基調。体勢によっては腰の右側がズキズキすることあり。 夜は『液体の睡眠薬』を飲んでいます。ベッドは、上半身を水平にしても問題がなくなりました。 2018年11月17日 (受傷88日目): 整形外科通院6回目 X線撮影&右肩へ筋肉注射 椎体の潰れが進行! 前回は受傷椎体の前寄り上面が上に盛り上がるように湾曲していたが、本日のX線写真では平坦に潰れている。 体勢によって腰の右側がズキズキするのは、潰れが悪化したためらしいです。ベッドが水平ですと、起きたときに腰が痛むため、以前のように上半身を5度ほど持ち上げるようにしました。 2018年12月1日 (受傷102日目): 整形外科通院7回目 X線撮影&左肩へ筋肉注射 椎体が安定したもようで、潰れの進行なし。 2週間前と同じく体勢によって右腰にズキっと来るため日中はコルセットを着用しています。左足のくるぶし付近は、まだ少しむくんでおり、足首を伸ばすと少しだけ突っ張り感があります。 2018年12月15日 (受傷116日目): 整形外科通院8回目 X線撮影&右肩へ筋肉注射 潰れの進行なし。「コルセットを外して様子を見ましょう。」まで到達。ズキ!もズキズキも、痛みはほとんど来なくなりました。 「象の足」のようだった足も快復基調で、靴がガブガブになりました。左足のくるぶし付近のむくみは少しだけ残っている程度で、突っ張り感も少しになりました。この調子で進めば、年内にあと1回の受診で卒業できそうです。 2018年12月28日 (受傷129日目): 整形外科通院9回目 X線撮影&左肩へ筋肉注射 通院は本日で終了。あとは骨粗鬆症の克服です・・・が、これが難問です。 『胸椎圧迫骨折』 2019年 通算3回目 2019年12月17日: 性懲りもなく、またやってしまいました。胸椎は2回目、腰椎を含めると3回目です。 原因は、明確ではないのですが重いプリンタを持ち上げようとしたことのようです。 A3の印刷が可能なインクジェットプリンタですので20kgほどあるのですが、以前は「えいや!」と簡単に棚に載せることができました。今回も、それをやろうとしたところ、何となく「無理かな?」と感じました。それでも再度「えいや!」と力を入れましたところ、背骨に違和感があったため中止したのですが、結果、コルセットの3回目の出番となってしまいました。コルセットをしていれば痛みが来ないわけではありませんが、安心感があります。 2016年に受傷した胸椎と同一の椎骨かどうかは分かりません。胃の後の背骨の右側付近にビシー!と来ます。でも、これまでより軽い感じですので医者へは行かず、コルセットをして3ヶ月間耐えようと思います。 『腰椎圧迫骨折』 2020年 通算4回目 2020年6~7月: 起床した直後だけビシー!が来ます。でも、起きてしまえば大丈夫ですので様子見をします。ただ、最悪だった2018年のトラウマで寝付けないため『液体の睡眠薬』の使用量が増えています。 『腰椎圧迫骨折』 2023年 通算5回目 2023年2月: 懲りずに、また、やらかしました。今回認識したのは、同じ「脊椎の圧迫骨折」であっても、詳細な症状が異なることです。潰れた椎体部分で発生するビシー!やビシーー!!は基本的に同一ですが、ズキズキ・ズーンと痛む場所は異なります。今回は受傷部の左側の腰から左足の前面がスネの辺りまで痛いです。座っていれば受傷部と、その左側が少し疼く程度ですが、立っていると左足の前面が痛くて我慢できなくなってきます。ですので、僅かの時間しか歩けません。 2023年3月: 1ヶ月経過し、潰れた椎体がほぼ固まったもようで、いつものビシー!は来なくなりました。ところが左腰から太ももの辺りのしびれと痛みがあって、立っているのが辛いです。僅か数十歩を歩くのも辛いです。「これじゃぁ、角打ちは無理だな」状態です。 2023年4月: しびれと痛みが続いているため、かかりつけ医の内科で紹介状を書いてもらい、再び南共済病院に行きました。結果的に「MRIでも原因不明」です。おかしいのは、せっかく「2カ所の骨密度が測定できる」というCTのように立派な骨密度計で股関節だけしか測定してくれなかったことです。「股関節は『若い人なみ』なのになー」です。 仕方なく、介護用ベッドを再びレンタルして、1年間、お世話になりました。 2024年3月: 寝起きが楽になったので、レンタルベッドをお返ししました。腰の左から左脚は依然として痛いです。 2024年5月: 「歩けなくなったら一大事」というわけで、杖を使ってでも歩くようにしています。 2016年のときは、「2カ所の部位を測定できる」骨密度計とMRIで明確・的確な診断をして下さいましたが、今回は分からず仕舞いです。担当医の違いを実感しています。 【まとめ】 受傷原因: つぎのように、椎体が圧縮される形で衝撃が加わったり、長時間圧縮されたりが圧迫骨折の原因になります。 ・ 尻餅をつく, 椅子に勢いよく座る, 階段/脚立等から落ちる, 転ぶ等 加えて、骨粗鬆症の場合はつぎの場合も原因になることがあります。 ・ くしゃみをする、つまづいて踏ん張る、高い所の物を取ろうと背伸びをする、長時間の草むしり/農作業(かがむ姿勢)等 くしゃみをする場合は、少し前かがみになったうえで両手を机などについてからするといいです。私は、潰れた椎骨の前縁に負担をかけないようにと考え、反っくり返ってくしゃみをしましたところ、ビシーー!!でひどい目に遭いました。 受傷初期: ★受傷椎骨が安定するまでの重要な1~2ヶ月間について、整形外科の先生は、一貫してつぎのようにおっしゃっています。これらは昼も夜も適用されます。 ①常時、コルセットを装着すること。 受傷椎骨およびその周辺を固定しておかないと、いつまでも治らない。 ②食事とトイレタイム以外は、痛かろうが何だろうが昼も夜も横になって安静にしていること。 横にならないと上半身の体重で受傷椎骨が圧縮され変形が進んでしまう。水平が辛ければ30度までなら許せる。 ③頓服薬を出すが飲まないこと。飲んだら治らないと思え。 痛い状態になっても気付かず悪化させてしまうことがあるからと理解。 ※ 酷い時期はビシーー!!と来る激痛以外に、腰の右側に常に鈍痛がありましたので頓服薬を飲んでみましたところ、鈍痛は全く感じなくなり、しかしビシーー!!はしっかり来ます。ですから③の心配はなさそうですが、頓服薬は胃を荒らして胃潰瘍の一因になるそうですので、できるだけ飲まないでいます・・・は建前。藁をもつかみたくて3回飲みました。痛みが少しでも軽くなることを期待しました。ビシーー!!!がビシー!で済んで欲しいと願いました。しかし、「頓服薬はビシーー!!!には完全に無力」ということが証明されただけです。 頼みの綱は自分自身の治癒力、すなわち時間の経過しかありません。 快復過程: ①ビシー!やビシーー!!という激痛は、受傷後1~2ヶ月程度で緩和してくる。 この頃になると、「グズグズ」になっていた椎骨がしっかり(安定)してくるもよう。 常に感じるズーンという鈍痛は、受傷後2週間程度で消える。 ②その後も、体勢や力の入れ方、ショックによってズキズキっと痛むが受傷後3ヶ月程度で緩和してくる。 ③受傷後1年ほどは体を捻ると痛むことがあるが、2年経過すればほとんど痛みを感じなくなる。 Others: ★2016年のときはビシー!が来ながらも自力で布団に横になって寝ることができました。 2018年は痛みがさらに強く、且つさらに長く続くビシーー!!が頻繁に来るので何もできません。 そこで介護用電動ベッドをレンタルし、さらに寝起きの際につかまるために鴨居からロープをぶら下げました。 ところが、受傷直後はロープを使ってもビシーー!!の連続で役に立たず、「これに首をかければ楽になれる」と思いましたが、ビシーー!!が怖くてそれも無理でした。 受傷1ヶ月ほどでビシーー!!が来なくなってからはスムーズにゆっくりと寝起きするためにロープが大活躍です。ロープを使わないとズキズキっと来ます。ズキズキは「いててて」という程度で大した痛みではありませんが、治りかけの椎骨にとって具合の悪い状態であることを訴えているのだと思いますので、ズキズキが来ないように注意しています。 ★2018年の受傷1ヶ月後に認識した足のむくみは、横になって寝るようになってからもずっとその状態が続いていましたが、受傷から2ヶ月近く経った頃に快復基調に転じたようです。緩めた靴ひもを締め直さないとガブガブ状態になりました。まだ足首を伸ばすと突っ張り感があり、外観でも足のむくみが分かりますが一安心です。 ★2018年に気付いたのは、爪の異変です。右手親指の爪が約1mmも分厚くなりました。受傷した椎骨から爪へ異変が伝わったのでしょうか。痛む場所が脊椎の右側ということと右手に何か関係があるのでしょうか。右手親指の爪以外には異変がないようです。 【病気つながりで】 ①尿路結石の話題はこちら。石が尿管を移動中の痛みは上記のビシー!と強さが同程度で、しかも1時間ほど続きますから、これもたいへん辛いです。 ②大腸ガンの写真はこちら(PDF)。於2016年1月28日 この日の大腸内視鏡検査により大小ポリープの存在を確認。2016年2月16日、大小ポリープの切除成功。切除した組織の病理検査で小さいポリープの一つがガンであることが発覚。以後、5年間は毎年大腸内視鏡検査を行なってフォローアップが必要と。 ・ 大腸ガン切除1年後の大腸内視鏡検査(1回目)(2017年3月14日)の結果はこちら(PDF)。 大腸ガンの切除痕は正常で再発なし。ポリープの切除痕も異常なし。 ・ 大腸ガン切除2年後(2018年)の大腸内視鏡検査(2回目)もパス。新たにポリープが発見されたが小さいので取り敢えず温存。 ・ 大腸ガン切除3年後(2019年)の大腸内視鏡検査(3回目)(3月19日)もパス。 ・ 大腸ガン切除4年後(2020年)の大腸内視鏡検査(4回目)もパス。 ・ 大腸ガン切除5年後(2021年)の大腸内視鏡検査(5回目)(4月22日)もパス。「これにて無罪放免」と先生より。 検査前日の朝食は制限あり。食物繊維の多いものは不可。果物と乳製品も不可。昼食と夕食は検査食(結構美味しい)のみ。夜10時に、翌朝に効く下剤を飲む。 検査当日の朝は絶食。水・お茶・ポカリスエットは無制限に摂ってOK。 8:45 病院到着~下剤のニフレックを2リットル飲む。一気にではなく、15分おきにコップ一杯ずつ飲むので問題なし。途中で飽きてきて飲みにくいときは無色の飴をなめるといい。そのために塩飴とハッカ飴を持って行く(病院で用意してくれるようになりました)。 昼前に飲み終わったら、病院内をウロウロして催すのを待つ。椅子に座っていない方が早く催す。トイレに何回か通うと、色が薄くなってくる。 便が透明になった人から検査が始まる。便器から流さないで判定してもらう。判定に合格すれば検査開始。早く帰りたいから積極的に検査を受けるも「まだですねー」、「あと2回ですねー」との判定結果となる。 結局、開放されるのは、いつも夕方です。検査後に麻酔の酔い覚ましのためにベッドで寝ますが、何となく千鳥足の感じです。 検査当日は、自転車・バイクを含めて車両の運転を全面的に禁じられていますので、バスで行ってタクシーで帰ってきます。 |
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