箱根関所上番所雪隠内部

『箱根関所の上番所雪隠(せっちん)内部』 Googleマップ 箱根関所  2004年8月13日撮影
すぐ向こうは芦ノ湖ですが垂れ流しではありません。このとおり便壺が備えられており、汲み取り式です。これは復元された展示物なので未使用です(たぶん)。建物の外観はこちら

下記は、お食事が済んでからお読み下さい。
ついでの話題: 現在は日本の家庭の多くが水洗式になりましたが、40年ほど前は我が家を含めてほとんどが汲み取り式でした。
バキュームカーで処理してくれる時代になっても、我が家では業者から「ホースが届かない」と断わられ、仕方なく祖父と私で汲み取りを続けました。
二つの桶に汲んで畑まで担いで行き、予め掘った溝に流し込みます。お陰で野菜がよく育ちましたが、土壌が酸性に傾くので祖父が定期的に石灰で中和していました。
竿の前後に桶をぶら下げて担ぐのですが、なかなか真っ直ぐに歩けなかったのを覚えています。力任せではダメで、前後の桶の揺れをコントロールしながら歩かなければなりません。
汲むときと運搬中、そして畑に流すときに上手くやらないと汚物が衣服や顔に飛んで来ることが問題で、「
ポチャ!」となったらお仕舞いです。なぜか、必ず自分の方に飛んできます。作業中には口を閉じておきましょう。酸っぱかったのを覚えています。
そういう経験から、私はそれが「汚い」という意識が希薄かもしれません。毎朝、会社のトイレ掃除に励んでいます。誰かが飛び散らせた便座の裏側の「大」も、小便器手前に垂らした「小」もゴム手袋などを使わず雑巾で拭き取ります。
「無神経だな! 少しは気を遣って欲しい! 飛び散っても、トイレットペーパや常備しているクイックルですぐに拭けば簡単に落ちるのに
」と思います。時間が経つと便座の裏の「大」はこびりついてしまうし、垂らした「小」は量が多いと拭くときにジャリジャリっといって一度では結晶化した成分を拭き取れないので、雑巾を洗って、もう一度拭かなければなりません。
2010年11月のコメント: 家で作業中に左手親指の爪を割ってしまったため、トイレ掃除は便座だけにしています。若手後継者が育ちつつあるので、うまく行けば仕事を譲れそうです。彼らは使い捨てのビニール手袋を使いますので、そのくらいは会社が負担しましょう。
2016年1月のコメント: 若手後継者が掃除した後に誰かが汚したときは私が拭き取ることがあるものの、ほぼ完璧に仕事を委譲することができました。しかし、特定の人に負担がかかっているのは気になります。

日本の別のトイレの話題は『特集』>『一乗谷朝倉氏遺跡』>『復原されたトイレ』にもあります。
トイレの話題の米国版は『特集』>『米国のトイレ事情』にあります。いまでも思い出し笑いをしてしまうような事件がありました。

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