鎌倉英勝寺仏殿北面

『鎌倉英勝寺 仏殿北面』 Googleマップ 鎌倉英勝寺  国指定重要文化財  寛永13年(1636)建立/寛永20年(1643)増改築  平成20年(2008)4月5日撮影
カメラ機種名: Canon EOS 40D, 撮影モード: プログラムAE, 絞り数値: 9.0, シャッター速度: 1/160, ISO感度: 400
レンズ: EF24-105mm f/4L IS USM, 焦点距離: 24.0mm(35mm換算=38.4mm), 画像サイズ: 3888x2592を1024x683にリサイズ


十二支(
Note 1)が一つずつ彫刻された蟇股(かえるまた)(Note 2)が四辺の裳階(もこし)(Note 3)に配されており、それぞれが仏殿の中心から見た方角を示します。
上の写真は庫裡から南を見ており、仏殿の後、すなわち北側です。中央に見える戸の上にある蟇股が「子(ねずみ)」で、仏殿の「北」を示しています。
十二支と方角の対比は、つぎのとおりです。
子=北, 丑=北北東, 寅=東北東, 卯=東, 辰=東南東, 巳=南南東, 午=南, 未=南南西, 申=西南西, 酉=西, 戌=西北西, 亥=北北西

[語句説明] 広辞苑によれば、つぎのとおりです。
Note 1: 十二支 = 暦法で、子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)の称。中国で十二宮のおのおのに獣をあてたのに基づくという。すなわち子は鼠、丑は牛、寅は虎、卯は兎、辰は竜、巳は蛇、午は馬、未は羊、申は猿、酉は鶏、戌は犬、亥は猪。そのおのおのを時刻および方角の名とする。
Note 2: 蟇股(かえるまた) = 社寺建築で荷重を支えるための部材。下方が開いて蛙の股のような形をしているからいう。後には装飾用。厚い板でできた板蟇股と、内部をくりぬいた本蟇股とがある。
Note 3: 裳階(もこし) = 建物の軒下壁面に造られる庇(ひさし)様の差掛(さしかけ)。これのある建物を雪打造(ゆたづくり)という。法隆寺金堂・薬師寺三重塔に見られる。雪打(ゆた)。しょうかい。

外部リンク
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