『御母衣(みぼろ)ダムと御母衣湖』 岐阜県大野郡白川村 on July 15, 2007 電源開発株式会社(J-POWER)の発電専用に建設されたロックフィルダム(Note)で、堤高は131mです。 最右端に、越水対策のために設けられた洪水吐が見えています。 写真にマウスカーソルを置くと、御母衣湖の写真に入れ替わります。左手に積まれている石が、131mのダムの堤です。 御母衣湖は、御母衣ダムのある下流側半分ほどは白川村、上流側は高山市に属します。 湖底に沈むお寺の桜の木が2本、救われて御母衣湖を見下ろす位置に移植されています。荘川桜と呼ばれ、大切にされています。 電源開発株式会社の荘川桜のページにダム建設の経緯や桜の移植事業等が丁寧に紹介されています。 御母衣ダムは、合掌造り集落のある白川郷荻町を流れる庄川の10Kmほど上流です。 庄川は富山湾に注ぎますが、その途中、荻町から15Kmほど下流に富山県五箇山の合掌造り集落があって、1995年に登録された世界文化遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」は、この二ヶ所で構成されます。 Note: ロックフィルダムは、地盤が堅固でなくてコンクリートダムが建設できないときに採用される形式で、水漏れを防ぐため中心層として粘土、次に砂や砂利で中心層を支え、そして両側に岩石を積み重ねて全体の崩落を防ぐという構造です。 コンクリートダムのように中央部に排水溝を設けることができないため、越水対策として洪水吐が設置されます。 |
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