『黒部ダム観光放水 2015(右岸側から)』 富山県中新川郡立山町芦峅寺 2015年8月14日 13:53:28 撮影 カメラ機種名: Canon EOS 5DS R, 撮影モード: 絞り優先AE, 絞り数値: 8.0, シャッター速度: 1/320, 測光方式: 評価測光, 露出補正: 0, ISO感度:200, ホワイトバランス: オート(ホワイト優先), ピクチャースタイル: ディテール重視, 測距エリア選択モード: 任意選択, 長秒時露光のノイズ低減: 自動, 高感度撮影時のノイズ低減: 標準, 高輝度側・階調優先: しない, オートライティングオプティマイザ: 強め, 周辺光量補正: する,色収差補正: する レンズ: EF24-70mm f/2.8L II USMI, 焦点距離 24.0mm, 画像サイズ: 5792x8688を1024x1536にリサイズ 堰堤の黒部ダム駅側から放水を見ています。黒部川の右岸側です。代表的な構図ですが、もう少し右方から撮りたいところです。今回は時間的余裕が全くなくて、新展望広場・放水観覧ステージ・ダム展望台等へは行けませんでした。 放水口は少し下ですが、ダムの高さは186mあります。堰堤下の通路は、ダムの管理・メンテナンス用施設で、「キャットウォーク」と呼ばれます。城で言えば「犬走り」です。 黒部ダムの建設によってできた黒部湖には、黒部川以外にも複数の川が合流していて、ダムから放水された水は再び黒部川となり写真の右(北)方向へ流れます。その後も黒部川は基本的に北方向へ流れ、日本海に注いでいます。 発電所は黒部ダムのすぐ下にはなく、10 kmも下流の黒部川第四発電所まで導水管・水圧鉄管で送り、有効落差545mを稼いだうえで発電しています。 (黒部川第四発電所) 黒部ダムの案内書より引用 黒部ダム観光の中で最大の目玉と言えるのが観光放水です。これは、下流の黒部渓谷の自然景観への配慮から、期間と時間を決めて一定の放流を行っているものです。放流バルブは水が岩盤に直下する衝撃を緩和するため水を霧状にして放流します。毎秒10t以上もの水が落下する様は圧巻の一言。天気が良ければ虹がかかる様子も見られます。 その虹を期待したのですが、終始曇り基調で雨が降ったり止んだりでした。黒部ダムの上の黒部平、その上の大観峰、その少し上の最高地点室堂と、全て雲の中でした。遠くない将来にリベンジしたいと思います。 しかし、期待した虹は見られなくても上記案内書のとおり放水は迫力満点です。堰堤から身を乗り出して撮影しました。 案内書のとおり「霧状にして放流」されていますから、風向きによってその霧が堰堤を乗り越えて黒部湖へ吹き戻ります。その様子はこちら。 黒部ダムへは、富山県側からも長野県側からも行けます。今回は長野県側から行きました。大町から白馬村方向、木崎湖手前で左折。45号線で扇沢駅へ。 観光バスを含め一般車両は扇沢の駐車場へ駐めます。行程と標高は、つぎのとおりです。 扇沢駅(1,433m)~[関電トンネルトロリーバス(後立山連峰(Note)の下を貫通)]~黒部ダム駅(1,470m)~[ダム堰堤を徒歩10分]~黒部湖駅(1,455m)~[黒部ケーブルカー]~黒部平(1,828 m)~[立山ロープウェイ]~大観峰(2,316m)~[立山トンネルトロリーバス(立山連峰の下を貫通)]~室堂(2,450m(最高地点)) Note: 富山県側から見て立山連峰の後に位置するので後立山連峰と呼ばれます。白馬岳(2,932m)、鑓ヶ岳(2,903m)、鹿島槍ヶ岳(2,889m)、旭岳(2,867m)、五竜岳(2,814m)、杓子岳(2,812m)、小蓮華岳(2,766m)、唐松岳(2,696m)、爺ヶ岳(2,670m)、雪倉岳(2,611m)、清水岳(2,603m)ほか。 ちなみに立山連峰は、雄山(おやま)3,003m、大汝山(おおなんじやま)3,015m, 富士ノ折立(ふじのおりたて)2,999mです。 |
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