『箱根ロープウェイの新型ゴンドラ』 2007年8月23日撮影 桃源台駅です。フニテルへの掛け替えで営業が再開されたのが僅か2ヶ月前なので、ゴンドラも設備もピカピカです。 日本で最初に自動循環式フニテルを導入したのが、この箱根ロープウェイです(循環式でない交走式フニテルは徳島県箸蔵山ロープウェイが最初)とのこと。 フニテルは、2本のロープがゴンドラ幅より広い位置にあるのでローリング(横揺れ)が少なく、乗り心地が抜群に良好です。さらに、ピッチング(進行方向の揺れ)も少なくなるように考慮されているようです。しかも、ロープを掴んでロープと一緒に移動しますから、ローラがロープの上を回転して走る普通のロープウェイより走行音が静かですし、支柱のローラを乗り越えるときの振動も少ないです。 写真のように、駅に停車中はロープから切り離された状態です。2本のロープは常時走っていて、写真左手に斜めに見える部分で地下から出てきます。 お客さんの乗降が済んで再出発のときは上にたくさん見えているタイヤで加速され、ゴンドラのスピードがロープと同じになったときにグリップでロープを掴みます。2本のロープのスピードが同期するようにコンピュータで制御されているそうです。 乗降口の扉はゴンドラが乗降可能範囲に入ると自動的に開き、その範囲から出るときに自動的に閉まります。 |
トップページ>『特集』>『富士・箱根』>『桃源台~大涌谷~早雲山』>『箱根ロープウェイの新型ゴンドラ』 |