左舷後方から見る「いせ」

『左舷後方から見る「いせ」』 横浜市磯子区新杉田町 Googleマップ  2009年8月21日撮影
カメラ機種名: Canon EOS 40D, 撮影モード: プログラムAE, 絞り数値: 5.6, シャッター速度: 1/500, ISO感度: 400, 測光方式: 中央部重点平均測光, ホワイトバランス: オート
レンズ: EF70-200mm f/2.8L IS USM, 焦点距離: 140.0mm(35mm換算=224.0mm), 画像サイズ: 3888x2592を1024x683にリサイズ


命名・進水式が終了してタグボートに引かれ、同時に方向と位置の修正のため別のタグボートに押されながら建造ドックを出る様子です。
命名・進水式は15:00に開始。ほどなくして50~100mほど後方(上の写真では手前)に移動・・・式典は、この時点で終了していたようです。別の場所で撮影する私はそれを知らず、暑い中で待つこと2時間。再び移動開始。上の写真が撮れたのは17:17でした。
1ヶ月前にはブリッジの上のタワー部がなく、塗装は塗りかけ状態でした。関係者各位は進水式に間に合わせるために、たいへんな努力をされたことでしょう。白く輝くFCS-3改のフェーズドアレーアンテナは、まだ張りぼて(単なるフタ)だと思います。構造物が甲板上に残っていますし、青緑色のクレーン車は進水式後、「いせ」が移動し始めた後に地上の大きなクレーンで甲板に乗せられました。「おいおい、クレーン車が載ってないよ!」と慌てたのかもしれません。IHI MU社と関係各位、お疲れ様です。
これから埠頭の向こう側に移動し、1年以上をかけて艤装作業が行なわれます。
なお、上の写真で左舷最後部(「いせ」の文字の左方)に台のような部分が写っていますが、この上に艦尾のCIWSが設置されます。ちなみに、「ひゅうが」の艦首に設置されたCIWSはこちら。(
Note)
左舷側から見た「いせ」はこちら。正面から見た「いせ」はこちら。右舷側から見た「いせ」はこちら。「いせ」に搭載する哨戒ヘリコプター SH-60K はこちら

Note: [語句説明]
CIWS = Close in Weapon System = 近接防御火器システム = ミサイルによる迎撃に失敗し、数km先まで迫ってきた敵のミサイル等を迎撃する最後の防御システム。
Phalanx = ファランクス = 6砲身の20mmガトリング機関砲を中心とする、米国レイセオン社製インテリジェント射撃システム。「ひゅうが」と「いせ」のCIWSは、このファランクスを採用。「いずも」のCIWSは11砲身とのこと。

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