『【対策⑦】 マイク切換器に於ける対策』 我が家 GL: PM95ti49te 撮影日時 2017/07/19 5:07:49 カメラ機種名: Canon EOS-1D X Mark II, 撮影モード: 絞り優先AE, 絞り数値: 2.8, シャッター速度: 1/320, 測光方式: 評価測光, 露出補正: 0, ISO感度: 1250, ホワイトバランス: オート(ホワイト優先), ピクチャースタイル: ディテール重視, 測距エリア選択モード: スポットAF, 長秒時露光のノイズ低減: 自動, 高感度撮影時のノイズ低減: 標準, 高輝度側・階調優先: しない, オートライティングオプティマイザ: 強め, 周辺光量補正: する,色にじみ補正: する, 歪曲補正: する, 画質: RAWをJPEGに現像 レンズ: EF100mm f/2.8L Macro IS USM, 焦点距離: 100.0mm, 画像サイズ: 5442x3628を1024x683にリサイズ アドニスのAK-8Sというマイク切換器です。8ピンメタルコネクタのメス側が3個装着されており、上の写真中央のコネクタにマイクを接続するとスライドスイッチで左右のコネクタに切り換えることができます。 現在、写真に向かって右側のコネクタに八重洲 FT-991A、左側のコネクタにアイコム IC-7300を接続しており、回り込み対象がIC-7300ですので、左側のコネクタに対策を実施しています。中央のコネクタで対策を行なえばFT-991Aでも効果が期待できるのですが、このコネクタだけは全端子のパターンが基板の向こう側にあるためパターンを切断してフィルタを挿入することができません。もしFT-991Aでも回り込みが発生したときには別途、対策を行なうことにします。 マイク切換器も、スタンドマイクと同様に金属部分がフローティング状態です。そこで、つぎのように対策を行ないました。 ①鉄製ケースをGNDに接続 ケース内側の塗装を削ってラグ端子をハンダ付け(焦点の合っている部分(天ぷらに見えますがハンダはしっかり付いています))し、基板のGNDへ接続。(Note 1) ②スライドスイッチのケースをGNDに接続 (スイッチを固定するために、せっかく基板にランドを設けてハンダ付けまでしているのに、その部分がGNDに接続されていない。) ③マイクラインの処置 ポリウレタン線(UEW)を巻いたフェライトビーズ(FB-801-43)、青いコンデンサ(0.01 μF(Note 2))、茶色のセラミックコンデンサ(80 pF)、爪楊枝に巻いたポリウレタン線(UEW)につきましては、写真にマウスカーソルを乗せたときに表示される回路図をご参照ください。HAMの方にはご理解いただけると思います。80 pFと0.97 μHの並列共振回路は18 MHzのトラップです(ホルマル線という表記はポリウレタン線(UEW)に置き換えてください)。トラップの効果は?・・・分かりません。気休めです。 この回路は、マイクからのケーブルに乗ってきた高周波をここでカットしてIC-7300へ接続するケーブルへ送り出さないようにすると同時に、IC-7300との接続ケーブルに乗った高周波のスタンドマイクへの逆流を抑制するためのフィルターです。 IC-7300へ接続するケーブルに乗った高周波がIC-7300へ及ぼす影響は、IC-7300側のマイクコネクタに内蔵したフェライトビーズ、加えてIC-7300に内蔵されているチップビーズとパスコンでカットされます。 Note 1: ケースをGNDに接続しても、塗装されているためフタは浮いています。その状態でも回り込みが収まりましたので上の写真を撮って一段落としました。しかし、気持ちが悪くてやりきれないため、最終的にはフタも内側の塗装を削りビニール線をハンダ付けしてGNDに接続しました。 Note 2: 0.01 μFですと、音声周波数の高域(3 KHz付近)が落ちますので0.0068 μFに変更しました。 |
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