タイマー リモートコントローラー TC-80N3の使い方
タイマー リモートコントローラー TC-80N3は、取扱説明書が分かりづらい(Note 1)ため、ここに備忘録としてメモしておきます。

【設定例】 本タイマーのスタートボタン(START/STOP)を押して「10秒後」から」、「1秒おきに」、「5回(5枚)撮影する」という設定をしたいときは、「MODEボタンで [SELF] に移動し10秒をセット(
Note 2)」、「MODEボタンで [INT..] に移動し1秒をセット(Note 3)」、「MODEボタンで [LONG] に移動し0秒をセット」、「MODEボタンで [FRAMES] に移動し5回(5枚)をセット」(Note 4)。これで設定完了。スタートボタンを押せば動作を開始する。

Note 1: つぎの基本を理解すれば大丈夫。
★どれかのモードが独立して動作するのではない。スタートボタンを押すと [SELF]→[INT.]→[LONG]→[FRAMES]という一連のシーケンスが実行される。中止はスタートボタンをもう一度押す。
例えば20秒のセルフタイマーで1枚を撮影したいとき、モードを [SELF] にして20(秒)をセットしても、その他のモードが上記設定例のまま、すなわち [INT..] が1、[FRAMES] が5になっていると、スタートボタンを押して20秒後から1秒おきに5枚が撮影されてしまう。
Note 2: 数値のセットは、ジョグダイヤルで行なう。ジョグダイヤルを回す前に、先ずジョグダイヤルを押す。すると最初に [秒] の桁が点滅して入力状態になるので、ダイヤルを回して所定の数値になったらもう一度押して確定する。次に [分] の桁に点滅が移動するので0で良ければ再度押して [分] を確定。次に [時] の桁へ点滅が移動するので0で良ければ再度押すと全桁が確定する。
ここで、[SELF] に10秒をセットするのであれば、ジョグダイヤルで10秒をセットした時点でモードを切り換えてしまった方が早い。これで10秒が確定するので、上の桁の0を確定するためにジョグダイヤルを押す操作を省略できる。
Note 3: [INT..] を1秒にしたいときは1をセットするが、0でも1秒になる。すなわちインターバルに1秒未満はセットできない。
Note 4: [INT.] に0(秒)以外の数値が設定されているときに [FRAMES] に00をセットすると、無限回(無限枚)になる。

◎SELF = セルフタイマー, INT. = インターバルタイマー, LONG = 長時間露光タイマー, FRAMES = 撮影回数(枚数)
◎現在のモードは、各文字の下の液晶画面にマークが表示されることで分かる。
◎撮影開始時に、どのモードになっていても構わない。スタートボタンを押せば[SELF]から始まる一連のシーケンスが実行される。
◎撮影動作中以外は、いつでもモードを切り替えて、[SELF]、[INT.]、[LONG]、[FRAMES] の各設定値を確認、または再設定できる。
◎電源スイッチはなく、各設定値は電池がなくなるか、電池を取り外すまで記憶している。
◎照明ランプボタンを3秒以上押すとホールドモード([HOLD]が表示)になって照明ランプの点灯以外は受け付けなくなる。ホールドモードを解除するときは、もう一度3秒以上押す。
◎キヤノンのスピードライト使用時は、撮影開始の1分前になるとスピードライトのオートパワーオフ状態が自動的に解除される。電池は数年以上もつ。
◎[MODE] ボタン、[ランプ] ボタン、[ジョグダイヤル] を同時に押すと全リセットされる。しかし、押すのがたいへん。
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