アケビ? or ゴヨウ(五葉)アケビ? 2016

『アケビ? or ゴヨウ(五葉)アケビ? 2016』 我が家 2016年7月25日 14:45:52 撮影
カメラ機種名: Canon EOS 5DS R, 撮影モード: 絞り優先AE, 絞り数値: 11.0, シャッター速度: 1/100, 測光方式: 評価測光, 露出補正: 0, ISO感度:6400, ホワイトバランス: オート(ホワイト優先), ピクチャースタイル: ディテール重視, 測距エリア選択モード: 任意選択, 長秒時露光のノイズ低減: 自動, 高感度撮影時のノイズ低減: 標準, 高輝度側・階調優先: しない, オートライティングオプティマイザ: 強め, 周辺光量補正: する,色収差補正: する, 画質: RAWからJPEGに現像
レンズ: EF24-70mm f/2.8L II USM, 焦点距離 70.0mm, 画像サイズ: 8721x5814を1024x683にリサイズ


庭の片隅の使っていない園芸ポールに、葉が5枚のツルが巻き付いて成長し始めているのを発見しました。こちらのミツバアケビが育っていた場所から2~3mの位置です。「屁屎葛(
Note)ではない。ムカゴが付く山芋でもない。もしかすると(ふつうの)アケビかな? それともゴヨウ(五葉)アケビかな?」と直感。早速、ポットに移植しました。掘り起こすときに根を切ってしまいましたので、葉を落としました。
我が家が年前に引っ越して来るまでは「この一帯は丘陵で畑があった」とのことですので年以上昔の種が発芽したのかもしれません。
アケビかゴヨウアケビかは葉っぱの形状で判別できるようで、成長したときに葉っぱが丸っこければアケビ、鋸歯状の切れ込みが入ればゴヨウアケビと決まります。ゴヨウアケビはアケビとミツバアケビの交雑種であり、葉が5枚はアケビから、葉に鋸歯状の切れ込みがあるのはミツバアケビから、それぞれ受け継いでいるそうです。
2017年4月5日のコメント: 温かくなってきて細いながらツルが伸び始め、葉っぱが増えてきました。よく見ますと葉っぱは3枚だったり、4枚だったり、5枚だったりです。ミツバアケビの葉っぱの形状で特徴的な縁の鋸歯状の切れ込みは、葉っぱの枚数に関係なく、あったりなかったりです。ということからこの株は、アケビとミツバアケビの交雑種と言われるゴヨウアケビのように思えます。
もしアケビかゴヨウアケビなら、このミツバアケビのために花粉の供給源になってくれることが期待できます。アケビは自家受粉が難しく、ゴヨウアケビは特に結実し難いそうです。
2018年11月1日のコメント: 期待どおり花粉の供給源になってくれて、このとおり、ついに結実しました。

[語句説明] 広辞苑によれば、つぎのとおりです。
●零余子(むかご) = 広義には珠芽(しゅが)と同義。また、特にヤマイモの葉の付け根に生ずる珠芽を指す。肉芽(にくが)。ぬかご。<季語 = 秋>
●屁屎葛(へくそかずら) = アカネ科の蔓性多年草。山野・路傍などに普通。葉は楕円形。全体に悪臭がある。夏、筒形で、外面白色、内面紫色の小花をつけ、果実は球形、黄褐色に熟す。ヤイトバナ。サオトメバナ。古名、くそかずら。漢名、牛皮凍。<季語 = 夏>
※「山野に普通」のとおり、我が家には屁屎葛が蔓延っています。根を下ろしながらツルがあちこちへ伸びて行きますので、いまでは庭中に分布してしまいました。ツルを引きちぎると手が臭くなり石鹸で洗わないととれません。草に分け入って地面を走るツルを切っているとヤブ蚊に刺されますので半ば諦め気味です。

Note: 我が家は屁屎葛が蔓延って(はびこって)います。きれいでかわいい花をつけますし、「へくそかずら」なんて悪名を付けられて気の毒に思いますが、しかし瞬く間にアッチにもコッチにもツルを伸ばして、それを手で引きちぎると広辞苑の説明どおり手が臭くなります。その匂いは石鹸で2回洗わないと取れません。とにかく元気なツル草で、根をおろしながら地面を這って庭中に広がります。ツル性ですから木にも、お隣の塀にもよじ登ってしまうためホトホト手を焼いています。いま、それを引きちぎってきました。

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