脊椎 X線写真

『脊椎 X線写真』 撮影: 2016年11月21日 胸椎圧迫骨折で受診時
胸椎から腰椎を体の左側から撮影したX線写真です。左がお腹、右が背中です。
「2016」は胸椎圧迫骨折のときの椎骨、「2018」は腰椎圧迫骨折のときの椎骨を示しています。
本件の説明はこちら

『胸椎圧迫骨折』 2016年7月頃から数ヶ月間に再発を繰り返して徐々に悪化
  「2016→」 と示しました椎骨が圧迫骨折した胸椎で、骨粗鬆症に起因するいわゆる『いつのまにか骨折』です。
  X線写真では形状と寸法で見分けるしかありません。上の写真では「2016→」の椎体前縁が後方より少し薄いかな?という程度で、不明確です。
  そこでMRIで検査していただいたところ、T1強調の画面で「2016→」の椎骨が真っ黒に写っており、「胸椎圧迫骨折」の診断が確定しました。
  その後、原因を特定するため精密な骨密度計で測定したところ「原因は脊椎の骨粗鬆症」と判明しました。

『腰椎圧迫骨折』 2018年8月21日受傷~8月25日顕在化(受傷4日目)
  上の写真は2016年に撮影したものですので、「2018
A』『B』」の椎骨はこの時点では骨折していません。この椎骨の椎体部分が斜めに潰れて、2018年9月8日には「A」であり、その2週間後にはさらに潰れて「B」になってしまいました。
A」の点線が2018年9月8日(受傷18日目)の椎体の潰れ具合です。
  点線のように、椎体の前縁に向かって高さが低くなる潰れかたをしています。躓いたときに前屈みになりながら踏ん張ったため、このような形状に潰れたようです。
  この日のX線写真で腰椎圧迫骨折が確認されました。
  さらに同日の骨密度検査で、2016年には問題がなかった足の骨まで骨粗鬆症であることも判明しました。
B」の点線は、2018年9月22日(受傷32日目)の椎体の潰れ具合です。
  2週間前より椎体の潰れが大きくなり、悪化してしまいました。
  その原因は、椅子で寝る生活を1ヶ月ほど続けたためです。事ある度に背中にビシーー!!と激痛が走るため、横になって寝ることがどうしてもできませんでした。
現在、快癒はまだまだ先です。潰れた椎体は元に戻らず、潰れたままの形状で固まるそうですので、腰が曲がった状態になることが必至です。それでも、この痛みから解放されるだけで幸せです。
  ちなみに、椎体を元の形状に戻す手術もあるそうで、背中に小さい穴を開け、椎体内でバルーンを膨らませたうえでセメントを流し込むのだそうです。高価ですし怖いので私はやりません。

戻る  トップページ>『『骨粗鬆症』に起因する『胸椎圧迫骨折』&『腰椎圧迫骨折』』>『脊椎 X線写真
Copyright © 2002- Sam Ohta/JA1POP All Rights Reserved.