文化審議会答申より抜粋・転記(赤文字が英勝寺関係部分)

報道発表
文化庁
平成25年5月17日
国宝・重要文化財(建造物)の指定について
 文化審議会(会長 宮田 亮平)は、平成25年5月17日(金)に開催された同審議会文化財分科会の審議・議決を経て、新たに1件の建造物(新規1件)を国宝に、9件の建造物(新規9件)を重要文化財に指定することを文部科学大臣に答申しました。
 この結果、近日中に行われる官報告示を経て、重要文化財(建造物)は、2,406件、4,607棟※(うち国宝218件、266棟を含む。)となる予定です。
※同日答申の指定解除1件、1棟を除いた総数

◎今回の答申における特筆すべきもの
【国宝】
・・・・・・・中略・・・・・・・

【重要文化財】
・・・・・・・中略・・・・・・・

<担当> 文化庁文化財部参事官(建造物担当)
参事官 村田 健一(内線2790)
調査部門 長尾 充、 西岡 聡(内線2793)
登録係 冨田 文雄(内線3160)
電話:03-5253-4111(代表) 03-6734-2792(直通)

【国宝 新指定の部】
・・・・・・・中略・・・・・・・

【重要文化財 新指定の部】
・・・・・・・中略・・・・・・・
④直線的な屋根形状を特徴とする徳川家ゆかりの菩提寺の堂宇群(近世以前/寺院)
 英勝寺 5棟
  仏殿、山門、鐘楼、祠堂、祠堂門
    神奈川県鎌倉市 英勝寺

 英勝寺は、鶴岡八幡宮の西方、扇ガ谷に位置する徳川家康の側室の英勝院が創建した浄土宗の尼寺である。水戸徳川家とのゆかりが深く、同家の姫が代々の住持を務めた。
 寛永20年(1643)の英勝院一周忌に向けて建物が整備された。
 仏殿をはじめとする各建物は、禅宗様と和様を自由に組合せた江戸時代前期らしい意匠を持ち、屋根の弛も軒の反もつけない直線的な屋根形状で統一している。
 山門は、関東大震災後、他所に移築されていたが、平成23年に境内の旧位置に戻された。
 本堂西には祠堂と祠堂門が建ち、奥には英勝院墓がある。祠堂は方三間宝形造の建物で、内外部ともに漆塗や彩色で飾る。
 英勝寺は、禅宗様を基調としつつ、屋根や軒を直線で構成するなど独創性のある意匠で、境内全体を統一している。江戸時代前期の主要な堂宇が、墓所と一体となって良好に保存されており、貴重である。
○指定基準=意匠的に優秀なもの、歴史的価値の高いもの
・・・・・・・以下略・・・・・・・
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